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行こか戻ろかイギリス生活

行こか戻ろかイギリス生活

2002年4月 - ダブリン郊外の公民館


ダブリン郊外のとある公民館の催し物で、世界各国のダンスの競演が行われるということで(小さな公民館な割には大胆な企画)、アナ先生もゲストとして招かれた。よって私達もハレオとセビリアーナス(相変わらず)で参加。

相変わらず控え室は楽しい。競演のベリーダンサーの刺激的な衣装に触発され、私達のメークも濃い目。早く会場入りしすぎたせいで、メークにかける時間がたっぷりある。たっぷりすぎて顔がだんだん恐くなる。今回の私の相方は、クラスでたった一人の男性の生徒だ。おお、黒いシャツに真っ赤なベストが格好良いではないか。見直したぞとオヤジのように思う。

控え室で何度か練習したが、彼も出番近まってくるといろんな事が心配になるらしく、数分おきに「間違えても、そのまま続けて踊ろうね」とかいろいろネガティブな状況の対応の相談に来る。

前回のギネスホールでの失敗で、舞台度胸に自信のなくなっていた私もやはりドキドキしながら会場の横の階段にスタンバイ。相方が男らしく「大丈夫」と声を掛けてくるが、その顔ももちろん引きつっている。

先生が一発ソロで踊った後、私達の入場。席に着くと、先生が一人一人私達の紹介を始めた。意識してなかったが、よく考えると私達は全員国籍が違う。私も歓迎の拍手をもらえて感激だ。

実際の踊りでは、相方も私もやっぱり間違え、おまけにフォーメーションも間違えて、なんと4番は先生の前に進み出てしまい一緒に踊ることになってしまった。相方は遠く離れてちょっとオロオロしていたが、何とか相手を見つけて踊っていた。めでたしめでたし。

何だか日本人がフラメンコを踊るのが珍しいのか、何人かの客は明らかに私に注目している。皆さんフラメンコが日本でどれだけ流行っているのか知らないのね。

ステージが終わって着替えて駐車場に戻るとき、お客さんのうちのカップルから「どうもありがとう」と声を掛けられ大変嬉しかった。調子にのって、家に帰ってもう一度衣装を着て記念撮影をした。楽しかった。



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